「というわけで、立川髙島屋「帰ってきたウルトラマンの世界」に行ってきた。つまり立川に行った」
「ふーん。なんで?」
「まあ、新マンだし、今の体調でどこまでも外出に耐えられるか、確認もしたかったしね」
「体調は大丈夫だった?」
「まあなんとか」
「それで感想は?」
「実は立川駅北口のテラスに立ったとき、見たことがあるような気がした。最初は似たような他の駅の記憶かと思ったがそうじゃない。立川駅北口は前にも来ている。やはり風景の記憶力だけは確かだった」
「人の顔は覚えられないのにね」
「まあそういうわけだ」
「他には?」
「1階にはマットビハイクル。8階には各種展示があってなかなか良かった」
「どこが良かった?」
「マットアローとジャイロがあった。レプリカと書いてなかったので、撮影用の本物なのだろう。本物のマットジャイロと対面できるとはやはり素晴らしかった。となりのモニタで流していた映像で、2機編隊のマットジャイロが飛んでいく特撮映像も、カメラアングルが素晴らしかった」
「なるほど」
「他にもいろいろ展示があったが、全話ストーリー紹介を見ていると、最初の数話は映像が大胆だが徐々に凡庸になって行くのが分かって興味深かったな」
「へー」